司馬炎(しばえん)

司馬炎(しばえん)

字は安世。司馬昭の長子。晋王朝初代皇帝・武帝。
父・司馬昭の没後、その地位・晋王相国を継いだ。
西暦265年、魏帝・曹奐に迫り帝位の禅譲を受け即位、晋王朝を興した。
当時朝廷内には騎馬民族の動向に鑑みての呉遠征慎重論と呉帝・孫晧の乱脈政治に乗じるべきとする遠征積極論とが対立していたが、西暦279年懸案であった涼州での鮮卑族の反乱が平定されるとついに、呉遠征に踏み切ることとなった。
六方面二十万の軍勢を動員した遠征は、翌年王濬軍が呉都・建業を攻め落としたことにより終わり、ここに天下が統一された。
晋王朝は皇族に大きな権力(兵権)を与えて要地に分封した。
これは魏が皇族を冷遇し、そのため有力家臣の台頭を抑えられず、滅亡の原因となったことへの反省からの処置であったが、このことが後に『八王の乱』をひき起こし、晋王朝滅亡の原因となってしまうことは歴史の皮肉である。

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