三国志 名言・格言・ことわざ
類義:「孔明の嫁取りを学でないぞ、阿承(黄承彦)の醜女をつかまされる」
○由来
孔明の嫁、黄月英(婉貞)は容姿は赤毛、色黒、あばた面の醜女と評判であった。
始め黄承彦に嫁にと薦められた時にも流石の孔明もこの評判の悪さには逃げ腰であった。
ある日、黄承彦に招待された孔明は無碍にも断れず黄家に赴く、そこには素晴らしいからくり仕掛けの作り物がいくつもあった。
孔明が感嘆していると「からくりは全て娘(月英)が作ったものです」と言うではないか、この様な精巧なものを作れる女性は二人といるものではない。
孔明はみかけに囚われていた己を恥じ、かしこまって月英との縁談を心から申し入れた。
婚礼の日被り物を取った月英の素顔を見た孔明ははっと息を飲んだ。
そこに居たのは眩いばかりに美しい娘であった。
これはわざと悪い評判を流し、外見に囚われない夫を求めた黄氏の策であったのだ。
こうして孔明は才色兼備の伴侶を得たのであった。
果たして実際は美女だったのか醜女だったのか…。
○関連人物 黄月英、孔明、黄承