英傑群像 三国志ポータル


 

 

 

 

 

  赤壁の戦いを描いた映画「レッドクリフPart1」と「レッドクリフPart2」の二部作。
  三国志専門サイト「英傑群像」として
  三国志にこだわった独自視点で映画「レッドクリフ」を分析するコーナー
  特に一度映画を見た人に見ていただきたい内容です!

 

 

 

画 像 協 力 : 「レッドクリフ」(エイベックス・エンターテイメント)
コメント協力 : 「三国志男」著者  作家 さくら剛氏


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 レッドクリフご紹介
    レッドクリフ登場人物考察
孫権軍劉備軍曹操軍と後漢の人々
    

レッドクリフストーリー考察
その1.「Part1」シーン考察

その2.「Part2」シーン考察


● 著名人の方のコメントも募集しております!!



1.映画「レッドクリフ」ご紹介

製作費100億円、『M:I-2』ジョン・ウーが贈る「三国志」の完全映画化!
1800年語り継がれる「三国志」を壮大な物語として描いた話題作!
「三国志」の最大のクライマックス「赤壁の戦い」を、2部作にわたる壮大な物語として、
ダイナミックな映像で描ききる。


Part1は 2008年11月1日公開 145分
Part2は 2009年4月10日公開 

出演者:
トニー・レオン:周瑜 / 金城武:諸葛孔明
チャン・フォンイー:曹操 / チャン・チェン:孫権 / ヴィッキー・チャオ:孫尚香 /
フー・ジュン:趙雲 / 中村獅童(特別出演):甘興 / リン・チーリン:小喬

監督:ジョン・ウー 『M:I-2』
 

 

[ レッドクリフ関連サイト ]

 ■レッドクリフ公式サイト

 ■「レッドクリフ」はなぜ赤い?
 ■赤壁の戦いから1800年 三国志特集     
 ■ブログクチコミ情報サイト「レッドクリフ3594」
 ■「レッドクリフ」予告篇メーカー 
 ■「レッドクリフ」脳内メーカー   
 ■RedCliff〜完全攻略への道〜

 ■Yahoo!映画 - 『レッドクリフ Part I』特集  
Yahoo!映画 - 『レッドクリフ PartU』特集

[ 赤壁の戦いほか入門(英傑群像) ]

 「赤壁の戦い」入門
 ●「長坂の戦い」入門  レッドクリフで最初に描かれる戦い
 ●三国志入門

[ さくら剛氏コラムとご紹介(英傑群像) ]

 ●三国志男コラム




◆レッドクリフ突撃研究室 サイトについて   英傑群像

 まず映画「レッドクリフ」は実に良く出来た映画であり、其のすばらしさは戦闘シーンの迫力が大半といってもよく、このサイトを見る前にまずその圧倒的映像の凄さを是非ご堪能頂きたいエンターテイメント作品です。

文章やその紹介だけではまったくその中身や映像の凄さを理解できないといってもいいぐらいです。
たとえこのサイトでストーリーを知ってしまったあとでも映画を見ても十分楽しめるでしょう。

映画ではオリジナルのストーリーが多数出てきますが三国志演義のファンが許せる範囲の脚本になっています。長いストーリーをうまく組み合わせ映画の時間にあわせた素晴らしい脚本と言えると思います。ここで、違いをさがして批判するつもりは甚だなく、違いを比較することで脚本の出来の良さや監督の意図を理解して、「ジョンウー版三国志」を楽しむお助けが出来ると幸いです。
また、脇役がどの武将なのかを把握することでより映画がより楽しく見ることが出来ると思います。

映画の紹介や入門についてや役者さんについては、他に立派なオフィシャルサイトがいっぱいあるので上記リンクなどからそちらを見ていただくとして、三国志専門サイト英傑群像として、映画と三国志演義や歴史書正史三国志との比較および、細かな部分にスポットを当てて「三国志ファン」としての特集を組みたいと思います。

また、映画にない三国志のうんちくをどんどん入れ込みたいところですが、
難しくなるのであえて映画に出てこない人物や地名等の記述は、最小限に抑えたいとおもいます。

 



2.三国志的「登場人物」考察

孫権軍


周瑜

◆周瑜(しゅうゆ) 字:公瑾(こうきん)周瑜

175-210年 [赤壁の戦い]時:33歳 出身:廬江 妻 : 小喬

 

「美周郎」と呼ばれ、美男子で有名。

◆Part1では
文武両道と共に、音楽にも優れ耳もよく「音を間違えると周郎が振り向く」という逸話もある。それらを押さえたうえでの映画のオリジナルストーリー部分には驚かせられる。 周瑜が諸葛孔明を試すのもまた音楽(琴)だ。諸葛孔明も「空城の計」などで琴を使うことから違和感がない。 三国志演義では諸葛孔明に、先手を打たれ続け嫉妬の嵐であるが、映画の周瑜は包容力があり、諸葛孔明の意見をも良く聞く有能な指揮官。友情にも熱く怪我をしながら趙雲を守る。また重要なところで説得力が非常にある。単独での戦闘シーンはやりすぎの感もあるが、その他も許容範囲の中で最高の周瑜像を作り上げたといえるだろう。

◆Part2では
インタビューで監督が周瑜の数年後に亡くなる事は描かないといっていて実際
そこまで描いていない。小喬を一時失い心揺れるシーンは人間らしくて良い。
団子(湯圓)を食べるシーンは感動的であるが、これは映画オリジナル。
周瑜が壷に矢をすべて入れる事が出来て誰も入れる事が出来ないというのはやりすぎの感を感じざるを得ない。
また、蒋幹とのやりとりは三国志演義遵守だが妙にギャクドラマのようなシーンになったのが唯一残念なところ。手紙をすんなり盗まれたほうよかったのではないだろうか。
Part1同様、曹操陣営への上陸作戦でも完璧な戦いを行う。
上陸自体や、盾で兵を守りながら進むシーンも映画オリジナル。

 

「天はこの周瑜を地上に生まれさせながら、なぜ孔明まで生まれさせたか!」と嘆くほど孔明に屈辱を味あわされた周瑜であるが、あれから1800年、遂に
周瑜が孔明を逆転した。
主役だわ カリスマモデルとラブシーンはあるわ戦場でも自分で戦うわ、彼は天国でレッドクリフを観て悲願の嬉し涙を流していることだろう。



小喬

◆小喬(しょうきょう)小喬

生没年不明 出身地不明 夫:周瑜 姉:大喬 父:橋玄

 

姉の大橋と共に「二喬」と呼ばれ絶世の美女としてしられる。

◆Part1では
三国志演義において諸葛亮が、曹操は二喬を欲しがっていると夫である周瑜に告げて開戦を決意させる。 しかし諸葛亮が、その根拠としてあげる銅雀台の記述は実際にはないらしく曹操が橋公似合ったという話の橋玄と喬玄は別人で三国志演義におけるオリジナルストーリーなんだとか。そのストーリーをより膨らませたのがレッドクリフの小喬。
 周瑜との愛のエピソードを多数いれて映画の物語を盛り上げる。また彼女が曹操の戦争の目的のひとつともされる。
劇中、馬の出産シーンでは、子馬を周瑜と自分の子供のように感じてか、一生戦いに出さないで欲しいと懇願する。また、周瑜との子がお腹にいるシーンも登場し、まだ二人には子供がいないような雰囲気である。しかし、正史三国志には赤壁の戦いから2年後に亡くなる周瑜には2男1女がいたとされることから多少の矛盾が生じるが、許容範囲の内容であろう。
ちなみに馬の名前は親「落月」と子「萌萌」。
彼女が何度も書く 「平安」は子供の名前だとか、男も女どちらでも平安なのか?
映画では当時非常に貴重とされるお茶を作るシーンが何度か登場する。
彼女の映画での象徴は、「茶」であろう!

◆Part2では
Part1では夫周瑜に寄り添うことが多いことから多少弱弱しさが目立つが
Part2ではひとり果敢に、曹操の下に単独で直談判に出かけるオリジナルストーリーが登場する。孫権劉備軍を優位にする「東南の風」を待つために時間を稼ぐため自ら時間稼ぎのため曹操の元に向かうのだ。これも映画オリジナルだが、小喬の周瑜への愛を深く感ることのできるシーンだ。
子馬「萌萌」を最後、諸葛亮へプレゼントするシーンは意外であったが、自らの子供が生まれることが決まっている事と、諸葛亮への信頼の意味があるのだろう。

 

あまりにも美しすぎる! 個人的に実際の赤壁で見た小喬の像がこの世のものとは思えないグロテスクな姿だったため、その悪夢を払拭してくれて大変ありがたい。ただ逆に、こんな美貌で色気がある嫁を持つ周瑜がうらやましすぎて、見終わった後オレはアンチ周瑜になった。今から三國無双5specialで周瑜を繰り返し袋叩きにします。



孫権

◆孫権(そんけん) 字:仲謀(ちゅうぼう)孫権

182-252年 [赤壁の戦い]時:27歳 出身:呉 後、呉の皇帝

 

父と兄から江東の地を受け継ぐ3代目。

◆Part1では
青い目で赤紫の髪だったというがさすがにそれは表現されていない。
兄孫策(そんさく)と周瑜が親友だった。孫策亡き後周瑜を兄のごとく慕う。
三国志演義では、曹操(そうそう)との戦いを、諸葛亮(しょかつりょう)の説得や周瑜・魯粛(ろしゅく)の説得で劉備(りゅうび)軍と組んで戦う事を決意する。
その後、赤壁の戦いであまり登場しない。しかし、劇中では孫権も登場回数が多くその存在感も強い。孫尚香との兄弟愛も描かれ深みをましている。

 周瑜は戦うべきか降伏するか悩む彼を「虎狩り」に誘い、闘争心を取り戻させている。 周瑜は孫権一人で矢1本のみ渡し虎と対峙させるというとんでもないシュチュエーションも登場する。ただ、孫権は虎狩りを趣味にしていたという逸話があることからこのストーリーが作られたことがわかる。戦を決断し剣で机を斬るシーンはかっこいい。なお、狩りに周瑜が誘う時の弓が兄孫策の形見という設定らしい。

 ちなみに実際には「赤壁の戦い」前後は、呉の本拠地ではなく赤壁に近い柴桑(さいそう)という場所にいた。また、三国志演義では赤壁の戦いが終わってから登場する劉備と孫尚香の婚姻話をするシーンも登場。

◆Part2では
孫尚香との兄弟愛を描いたシーンは素晴らしいがオリジナルである。
周瑜・趙雲と共に敵地に上陸して白兵戦を演じるオリジナルシーンが登場。
戦局を一変してしまう君主の突撃はありえないし、映画オリジナルだが、映画としてはそれもよく感じてしまう。
虎を倒すのにためらったように、曹操を矢でいるのに動揺するがなんとか
それも克服し、曹操の髪を矢で射て”ざんばら髪”にする。

 

ひそかにハマり役ではないかと思うお方。鋭い眼光に、孫権の若々しさというかギラギラした感じが出ていてとても臨場感がある。江東の虎の孫家ということで、実際に映画の中でも虎との不自然な絡みがある。孫尚香とは全然似ていないが、美男美女だから許そう。



孫尚香

◆孫尚香(そんしょうこう)孫尚香

生没年不明 出身地不明 孫権の妹 後、劉備の妻

 

孫権の妹。「孫尚香」は京劇における名前。実際の名前は伝わっていない。三国志演義では「孫仁」と呼ばれる。「孫夫人」と呼ばれるのが一般的。

◆Part1では
三国志演義では、侍女百名みな武装していて、自らも薙刀をもち弓を腰に装備していたことから「弓腰姫」とも呼ばれる。
それらおてんばぶりが登場するので、映画での違和感が少なく納得だが、映画での彼女の活躍はどれもオリジナルである。
 映画で、赤壁における陸上戦の緒戦、侍女と共に馬で敵をおびき出す活躍をする。
気孔を押して馬を動けなくさせたり、劉備を気絶させたりする特技(?)をもつ。
姫として自由を許されないことから自由を望む。諸葛亮との会話のあと姿を消すが、敵陣に潜入したのだ。

◆Part2では
女性ながら、単身男装して敵地に潜入する。潜入した時の名前は「胖猪(はんちょ)=ふとちょという意味らしい」。結局、敵地の様子をメモするための布を体に巻いていたから太ったような体格になっていたのだ。

諸葛亮と伝書鳩で連絡をとりあう。最後の決戦も孫権について白兵戦にも参戦する。Part2の主役ではないかとさえ思われる大活躍をするが、どれも映画オリジナルである。
また、Part1の最後に登場する蹴鞠選手としてゴールをした孫叔財(そんしゅくざい)というオリジナルキャラとの友情関係も描かれていて面白い。しかし孫叔財が少々鈍感すぎる点には違和感を感じざるを得ない。後に結婚する劉備との関係になんら発展がなく少し残念ではあった。

彼女が孫権軍のために団子を作ってきて配り、最終的に周瑜を励ますために団子を皆が周瑜に譲るシーンは団結力を感じさせるオリジナルとしては良いシーンだ。

 

「少林サッカー」で披露した太極拳、「クローサー」で身に付けた殺人術を駆使して赤壁でも戦場で活躍するヴィッキーチャオ。中国若手女優四天王と呼ばれるだけあって、勘弁して欲しいくらい可愛い。こんな妹に「おにいちゃん……」と呼ばれるのだから、オレが孫権だったら「萌え〜萌え〜!」を連発して軍議にならないと思う。



甘興

◆甘興(かんこう) 甘興

オリジナルの人物  甘寧をアレンジした人物だとか

 

実質、甘寧(かんねい)のこと。甘寧だとすると巴出身で222年に亡くなる。

◆Part1では
映画では海賊出身ということも登場し、「雁の陣(雁行の陣)」を諸葛亮に古いといわれ気分を害するなど恐持てであるが、部下が水牛を盗んだ件で老漁夫に跪いて謝るやさしさも持ち合わせている。
三国志演義では剣や薙刀と弓など何でも得意とするが、映画では最初、槍や剣をもって戦い、途中で敵から奪った短いサイズの薙刀をつかいオールマイティーさをアピール。
 ただ、映画でアクロバティックに馬を器用に乗りこなすシーンはかっこいいが、元海賊としての人物としては違和感を感じざるを得ない。南船北馬はどうなった。
旧臣同等の待遇をうけているが、実は、赤壁の戦いの同年に孫権のもとに使えたばかりの新参ものである。甘寧のトレードマークは、鈴をつけている事なのだがそれがみられないのは少し寂しい。ただ、かっこいい人物なのは間違いない。

◆Part2では
名前がオリジナルなのには、いろいろ大人の事情があるようである。
演じる中村獅童氏いわく、もともと甘寧役だったが映画での出番が増えていくにつれ、史実と変わってしまうので、全部役名も新たに架空の人物にしようということになったとのことだ。
「映画で亡くなる人はオリジナル名なのかもしれない」とpart1公開時に予想したとおり、曹操の砦の門を突破すべく命をはって門を破る。このあたりは、映画オリジナルで、三国志演義でも実際にもまだ何十年もいきる。
彼が体を張って試していた秘密兵器の「魚油に硫黄を混ぜた甕(火炎瓶のようなもの)」は映画オリジナルだ。部下思いで体を張って部下「阿牛」を助けに行くシーンもあり、いぶし銀でイカした人物になっている。

 

あの武将のようであの武将ではない、おそらくゲームの三国志にありがちなエディットモードで作られたと思われるオリジナルの武将。エディット武将にしては、日本人として影が薄い孔明の代わりに大活躍してくれて嬉しい。ただ、映画オリジナルの人物というのは結構な確率で殺されるパターンが多いので、甘興ぜひ生き残ってくれ!



魯粛

◆魯粛(ろしゅく) 字:子敬(しけい)魯粛

172-217年 [赤壁の戦い]時:37歳 出身:臨淮

 

周瑜とは旧知の仲。赤壁では参謀役

◆Part1では
諸葛亮ともすぐに友達になって孫権と会談の席を設ける。
三国志演義同様、映画でも憎めない少しオトボケな役割を演じる。
孫権軍にあって、劉備と同盟して曹操と当たることを早くから考え行動していたシーンは省かれていて少し損な役割になっている。
弓馬に優れていたともいわれるが、映画では孫尚香に馬を悪戯されてお笑いものとなっている。
孫権が、曹操と戦う事を決めると周瑜、程普と共に参謀として出陣する。
周瑜と諸葛亮が琴を演奏しあう所を感動しながら見るシーンはお勧め。

◆Part2では
鎧を着たシーンの写真なども公開されており、戦闘に参加するのかと思いきやいざ戦闘となると登場しない。
諸葛亮が「10万本の矢を得る(草船借箭の計)」ではいっしょに曹操軍に向かう舟に何も知らず乗る。三国志演義同様、猿回し的存在である。

10万本の矢が足りず諸葛亮が殺されそうになったり、周瑜が蔡瑁・張允をなんとかできず殺されそうになったりする事で、黄蓋と共に右往左往するが、実は、
諸葛亮と周瑜のいたずらだった。しかし、極限の戦いのなか彼らは余裕がありすぎる。その点、魯粛は人がいいところがよく表現されている。

 

現実に即したかのように映画の中でもお使い役である。しかし、同じ呉の軍師でも周瑜は三国志演義での情けないイメージを返上する場を与えられているのに、魯粛はなぜそのままなのだろう。かわいそうじゃないか。こうなったら、後編では曹軍80万の中を魯粛が単騎で暴れ回るという晴れ舞台なシーンをぜひ期待したい。



黄蓋

◆黄蓋(こうがい) 字:公覆(こうふく)黄蓋

生没年不明 出身地:零陵 

 

孫子3代に仕える老臣

◆Part1では
映画では発言こそほとんどないが程普・甘興と共に周瑜の陣営に常にいる。
また、曹操と開戦か降伏かでの議論では積極的に開戦を主張!(赤服側)
映画における程普(ていふ)との見分け方は、ひげが白く長いところである。
劉備のいる夏口城を周瑜一行が訪れた時も一緒に同行している。
映画オリジナルの「九官八卦陣」のとき、諸葛亮、周瑜と共に真ん中にいて指揮
をとる。三国志演義より、映画は登場回数も多いように思われる。

◆Part2では
黄蓋といえば”苦肉の計”が描かれることだろうと思いきや、周瑜に提案した"苦肉の計"はあっさり周瑜に却下されてなくなってしまう。
周瑜をあまりに良い人に描こうとしすぎるという点で多少不満が残らないではないがストーリーをより纏める為の物と思いたい。
いいところを奪われた感じになった黄蓋ではあるが先陣は彼が務める事でそれも解消しているようだ。火のついた舟でつっこむ黄蓋はかっこいい。
Part1時点で予想した、戦闘で矢でうたれ怪我をして川に落ちるシーンはあるのかどうかという点で、それは再現されていた点はさすがだ。
映画では最後の曹操を追い詰めるところで出てくるので三国志演義同様、死なずにすんだようだ。



程普

◆程普(ていふ) 字:徳謀(とくぼう)程普

生没年不明 出身:右北平

 

孫子3代に仕える老臣。地位としては周瑜の副官で黄蓋より上だ。

◆Part1では
映画では発言こそほとんどないが黄蓋・甘興と共に周瑜の陣営に常にいる。開戦が決まると周瑜の副将として周瑜・魯粛と共に孫権より剣を渡されるシーンでも登場。
劉備の夏口へ周瑜一行で訪れた時、張飛と口論になる武人ぶりも示す。
「九官八卦陣」のときは、城を守っていたのか出てこない。
 
◆Part2では
彼が戦闘シーンにどれだけ参加するかが見ものであったがほとんどなし。
老臣としては黄蓋に一歩引けを取る。
小説では彼が劉備軍の非友好的立場がたびたび描かれるが映画の中では
省かれているようだ。



張昭

◆張昭(ちょうしょう) 字:子布(しふ)張昭

156-236年 [赤壁の戦い]時:52歳 出身:彭城 策士「二張」の一人

 

諸葛亮が孫権と会談する時にいた降伏論者の中心的人物。

◆Part1のみ登場
映画でも登場するが、「内政は彼に、外交は周瑜」にと孫権が先代に言われた人物。
諸葛亮の発言に対して最初に、「戦ってはいけない」と言う人物。
黒い服で一番前列左にいる人物。降伏を主張。文官NO.1の重鎮。
三国志演義の、諸葛亮と文官たちと一緒に舌戦を演じるシーンが映画ではなく
映画では顧雍や秦松と同様、存在感はほとんどなくなっている。
諸葛亮に食って掛かるぐらいのシーンがあって欲しかった。
 



顧雍

◆顧雍(こよう) 字:元歎(げんたん)顧雍

168-243年 [赤壁の戦い]時:40歳 出身:呉 後、丞相

 

諸葛亮が孫権と会談する時にいた降伏論者のひとり。クレジットにある人物。

◆Part1のみ登場
黒い服で一番前列の真ん中にいる人物。降伏を主張。寡黙な人物だったとか。
三国志演義の、諸葛亮と文官たちと一緒に舌戦を演じるシーンが映画ではなく
映画では張昭や秦松と同様、存在感はほとんどなくなっている。
 



秦松

◆秦松(しんしょう)

生没年不明 出身地不明

 

諸葛亮が孫権と会談する時にいた降伏論者のひとり。クレジットにある人物。

◆Part1のみ登場
黒い服で一番前列の左から三番目にいる人物。降伏を主張。文官NO.3
三国志演義の、諸葛亮と文官たちと一緒に舌戦を演じるシーンが映画ではなく
映画では張昭や顧雍と同様、存在感はほとんどなくなっている。
発言も一回だけ。 正史三国志でも情報が少ない人物



◆田田

オリジナルの人物

 

クレジットにある人物。
誰かというと小喬のお付の女性。
小喬のお世話をする。

◆Part1では
馬出産の時に一緒にいて、小喬に「静かにして!」といわれる女性。

◆Part2では
小喬が曹操の元にいった時、周瑜に小喬が消えたと報告に来る。




◆諸葛亮(しょかつりょう) 字:孔明(こうめい)

181-234年 [赤壁の戦い]時:27歳 出身:琅邪 後、蜀漢の丞相

 

劉備に三顧の礼(さんこのれい)により仕えた天才軍師。

◆Part1では
映画では、三国志演義の天才ぶりは発揮されるが諸葛亮の神業的な部分は押さえられて、非常に現実的で知的な人物に描かれている。三国志演義での孫権の参謀たちとの舌戦は省かれている。非常に温和な人物で誰ともすぐに仲良くなってしまう。孫権との会談はさすがだが、細かい作戦などを語ったり指示したりするシーンがあまりなく、目で語るばかりなのが唯一残念。羽扇は精神を安定させるために持っていると発言するのはおもしろい。羽扇で洗った鳥を乾かしているのも滑稽だ。
 また周瑜におとらず、策略はもちろん音楽などにも通じていて、医術というべきか馬の出産も成功させるオリジナルストーリーも登場。懐の広さを表している。
周瑜と、琴を弾くシーンは「空城の計」からのインスピレーションか。
諸葛亮の象徴として平和的な鳩(伝書鳩)を飼っている。

◆Part2では
「10万本の矢を得る(草船借箭の計)」シーンでは大活躍する。
死者への鎮魂の意味と東南の風を確認するために、実際に彼の開発したとされる「孔明灯」を飛ばすシーンも登場する。同様に、実際に彼の考案といわれる「連弩」を試すシーンや秘密兵器として利用するシーンも出てくるが赤壁での利用という意味ではオリジナル。周瑜にも兵器まで作ってしまう事を驚かれるシーンも登場する。三国志での彼の能力の高さを映画に凝縮した形だ。
死者に針を刺す事で、疫病と判るという諸葛亮はさすが天才だ。
結果、連弩隊で曹操軍の騎馬隊を撃退するのに貢献している。

飄々とした人物として描かれたり、疫病で死んだ兵士を調査した時の熱い動きや劉備との関係など熱い人物として描かれたりして人間らしいといえば人間らしいが、つかみ所がない人物になっている。性格設定にブレを感じざるを得ない。
「東南の風」を天候を読むことで予想するというシーンが登場。三国志演義ほど虚構感は出さずにまとめられているのはいい所かも。

劉備軍の偽の撤退を彼は把握していたはずなのに、劉備を止めるシーンはすごい演技力の諸葛亮というべきか。

 

主役の座こそ周瑜に明け渡しているが、日本人がこのような大作で孔明を演じているというのは日本の三国志ファンとして誇らしいことだ。中国の関連遺跡にある孔明の像や肖像画は丸顔細目にひょろ長いヒゲで実にダサかったが、この若くハンサムな金城孔明こそが本物である。人呼んで「ゴールドキャッスル孔明」である。



◆劉備(りゅうび) 字:玄徳(げんとく)

161-223年 [赤壁の戦い]時:48歳 出身:タク 後の、蜀漢の皇帝

 

皇帝の遠い血族であったという事から皇帝である献帝(けんてい)に劉皇叔(劉おじさん)といわれて慕われる。曹操とは敵対し敗れながらも再三逃げ延びてきた。

◆Part1では
映画では三国志演義同様、劉備を慕ってついてきた領民を捨てずに自らの家族がピンチに陥っても民を守ることを優先する彼をしっかり描くことで彼の仁的な魅力を引き出している。旗揚げ前、草鞋売りだったエピソードら草履づくりをしているシーンは彼らしい。また、民にも配下にもやさしく、それを知る将たちは劉備のために必死に戦う。
これも映画テーマのひとつ「信じる心」であろう。ただ、まだ妻2人を一気に殺されたばかりで孫尚香との縁談話を喜ぶ劉備に違和感を感じた人もいるだろう。
もう少し悲しみ、そして曹操に立ち向かおうとする気概が欲しかった。

◆Part2では
後に妻となる孫尚香とのことがPart1同様に何か描かれるかに期待したがそれはなかった。
しかし、彼が戦うことはないだろうと思っていたが、剣をとって戦い、発石車の発射を体をはって止めたりして彼にも見せ場を作っている。これは映画オリジナル。
過去、傭兵部隊の隊長として戦ってきた劉備を感じれるうれしいシーンだ。

孫権との首脳部の極秘会談で劉備軍が撤退したと見せかける裏の作戦のために配下から見放されてしまいそうになるシーンはかわいそうでもあった。
その後どうフォローしたのかが描かれていなかったが気になった。
この映画のどんでん返しともいえる劉備軍の偽の撤退は映画オリジナルである。

 

本来主役のはずなのに、イマイチ存在感を見せない劉備。まあ時間が限られている映画では関羽・張飛・趙雲が目立たなきゃいけないので丁度いい。仁徳は長編小説の中で見せてくれれば良いのだ。が、レッドクリフから入った人は三国志の主役は周瑜だと思ってしまうのではないだろうか??



◆趙雲(ちょううん) 字:子龍(しりゅう)

?-229年 出身:常山

 

容貌秀麗の美丈夫

◆Part1では
趙雲の一番の見せ場である前半の「長坂の戦い」の阿斗(あと)救出の場面は圧巻である。戦闘シーンだけについていえば彼と関羽が主役だろう。
映画では曹操の名剣「青スの剣」を手に入れるシーンは省かれている。
また、趙雲が負傷するところを見たくなかったファンも多いかもしれない。
趙雲は槍の名手であるが、映画では槍ではなく、槍に良く似た矛(ぼう)と呼ばれる武器をよく使っている。 映画オリジナルの愛馬は「白龍」。
矢で狙われた時、周瑜が体を張って彼を助ける。このことで、趙雲と周瑜の友情が芽生える。どちらにしても、趙雲のイメージを壊さずかっこいい!
途中、二刀流で戦う(監督が得意とする二丁拳銃のシーンの代わりか)。
なお、レッドクリフの小説では、「青こうの剣」を手に入れるシーンも描かれているが映画では省かれている。

◆Part2では
周瑜・孫権と共に曹操陣営に白兵戦で乗り込む。監督が二丁拳銃の代わりに表現した二本の刀は、趙雲と周瑜の二本の刀が交差することで表現されるのだとか。Part2の戦闘でも大活躍する。楽進を殺し、小喬を救い出すため夏侯雋を突き落として殺す。映画オリジナルだが大将首をたくさんあげたのは映画で彼だけだ。やはり戦闘シーンはPart2でも主役だといえるだろう。

 

正直、レッドクリフの前編の主役はこの趙雲だと言っても過言ではない。三国志の映像化については「趙雲よければ全てよし」という諺があるが、もとい今オレが作ったが、この作品の趙雲は完璧。趙雲に始まって趙雲に終わるレッドクリフ、上映15分後にして早くも目から心の体液が……。



◆関羽(かんう) 字:雲長(うんちょう)

162-219年 [赤壁の戦い]時:46歳 出身:河東

 

「美髯公」といわれ、綺麗で長いひげがトレードマーク

◆Part1では
映画における関羽の活躍はほぼすべてオリジナル。三国志演義で
映画の関羽の強さは凄いの一言。知的な部分は子供たちに書を教えるところで表現されている。教えているのは『詩経』の一説。夫婦のむつまじさ、 礼儀正しさを子供たちに教えている。
 関羽といえば、三国志演義では立派なひげと名馬「赤兎馬」、紅ら顔、「青龍偃月刀」であるが、「赤兎馬」と「紅顔」は登場しない。
青龍偃月刀も、大薙刀ではなく薙刀(なぎなた)と呼ぶべき武器を使用している。映画では、有名な関羽に華をたくさん持たせているところはさすがであり、三国志ファンにもうれしい演出である。
2m10cmと伝わる背の高さはさすがに表現するのはやめているようである。 Part1の長坂の戦いでひとり残ってしまい曹操軍に捕まりそうになるが、張遼の馬を奪って脱出。曹操に見逃されれるオリジナルシーンが登場する。
 
◆Part2では
関羽と曹操の対面シーンはレッドクリフの小説にも登場しないので 「千里行」の曹操と関羽の関係が映画では描けないのでこの話が入れられ、Part2で敗れて脱出する曹操が関羽が見逃す「華容道」でのストーリーの伏線ではないかと思われたが実際は深読みすぎだったようで何も描かれ無かった。
Part2でも戦闘に活躍するがPart1ほど目立ったシーンはなかった。
曹操に時間切れだと告げるのみだ。

 

関羽の登場シーンでは、三国志ファンなら「キターーーー!!」と叫ばざるを得ない。それこそオレは兵士の列がサッと割れてババーン!と戦闘モードの関羽が出て来る場面で、涙とヨダレでスクリーンが歪んだのだ。三国志を知らずにレッドクリフを観るとこの感動が半減すると思うと、ああもったいない!



◆張飛(ちょうひ) 字:益徳(えきとく)

168-221年 [赤壁の戦い]時:40歳 出身:たく

 

張飛といえば、虎髭で毛むくじゃらの顔と蛇矛と大声、そして怪力で酒好き。

◆Part1では
映画もまさにイメージ通り張飛そのもの。ただ酒についてはあまり出てこない。
1m90cmと伝わる背の高さはさすがに表現するのはやめているようである。
映画では大声で怪力あることが頻繁に登場する。
「長坂の仁王立ち」はレッドクリフの小説にはあるが映画では省かれて騎馬戦に変えられて、彼は粛々と去っていくというファンには悲しい設定になっている。

字がうまいという特技も、いろんな逸話にあるので、そこから来ているのだろう。
映画では筆で書いている文字を周瑜にほめられている。ちなみに書いている文字は「誓滅曹賊興漢室」と、書いている。はたして何に使うのか?
また、映画では武器が、「蛇矛」ではなく「槍」をもっているようである。
三国志演義にでてくる武将たちの武器は実際、大半はなかったといわれるが
張飛には「蛇矛」は持たせて欲しかった。

◆Part2では
劉備とともに積極的に撤退するが、戦いへもどるべきだと積極的に劉備に逆らって一番に行動するので多少矛盾を感じる演出だ。
赤壁への戦闘へ参加するという三国志演義にはないオリジナルのストーリーが展開するが、ファンにはうれしい演出だ。しかし、前から矢を何本も打たれ、背中からも矢を受ける。普通なら死んでいてもおかしくないが大丈夫のようだ。
最後に、曹洪の腕を槍で突き刺して、周瑜のピンチを救う。

 

マンガの三国志を経由している人間なら誰もが持っているであろう、戦場の張飛が素手で敵兵を殴り殺したりぶん投げたりするイメージが、そのまま映像で表現されている。まさに感涙。見た目も明らかに張飛である。しかし誰も張飛に会ったことなどないのに、なぜ彼の登場シーンを見て「あっ、張飛だ!」とすぐにわかるのだろう。



◆麋夫人(びふじん)

生没年不明 出身地不明 劉備の正妻

 

◆Part1のみ登場
劉備の子、阿斗を守って逃げる。負傷し、阿斗を趙雲に託して負傷しているので足手まといにならないよう井戸に身を投げて死ぬ。
映画で劉備との関係が少しでも描かれていればより可愛そうさがまして感じたかもしれない。阿斗の生みの親ではないが、正妻なので赤ちゃんを世話している。

 

手傷を負い無言で井戸に身を投げるシーンは、セリフが無い分マンガや小説以上によりグッと来るものがあった。今まで麋夫人は水の枯れた古井戸に身を投げて墜落死したのだと思っていたが、映画では飛びこんだ後にボチャーン!と音がしていた。ということは、水死だったのか……。なんか余計辛くなってきた。



◆甘夫人(かんふじん)

生没年不明 出身地不明 劉備の側室 阿斗を生んだ

 

◆Part1のみ登場
映画で序盤に曹操軍に斬られて阿斗や麋夫人と離れる。
そのまま死んだかどうかは不明。
三国志演義では長坂の戦いでは阿斗ともに趙雲に助け出される。
しかし実際、同年のうちにすぐ亡くなっているのであまり違和感がない。
阿斗の生みの母である。麋夫人同様、劉備との関係を描いて欲しかった。



◆関平(かんぺい)

?-219年 出身:河東

 

関羽の義理の息子。

◆Part1では
映画では、長坂の戦いで劉備と共に民を助けたりしている。
大義を優先し民を置いていくべきだと発言するが、劉備に拒否される。
レッドクリフの小説ではそれらは麋竺(びじく)が担当している。
諸葛亮から劉備を守るように頼まれたりもする。
関羽と同時に出るシーンがなく残念。せっかくなので関羽について戦って欲しかった。

◆Part2では
どうも関羽とともに騎乗して映るシーンもある。赤壁での戦闘時に
兵を率いて砦に突っ込んだり、兵士を劉備や張飛と共に盾にまもられて声掛けするシーンが出てきて結構活躍する。そのあとすぐに張飛が背中から矢を浴びる。もう少し役付けをしてあげて欲しい人だった。



◆阿斗(あと) 

207-271年 [赤壁の戦い]時:1歳 出身:たく 後の二代目皇帝 劉禅

 

劉備と甘夫人との子。赤ちゃん。のちの劉禅。

◆Part1のみ登場
麋夫人や趙雲が命をはって救う。
映画ではだいぶ乱暴に扱われているが元気で、泣くことすらせず肝が据わっている。しかし、一歳なら首も据わっているし趙雲の背中でも大丈夫なのかもしれない。三国志演義では趙雲の奪還後、劉備に投げられるがそれはなかった。

 

バカだアホだ長坂で死んでいればよかっただと散々言われる彼だが、レッドクリフ前半最大の見せ場、長坂の血湧き肉踊る戦闘シーンは阿斗がいなければ無かったと考えると、彼には感謝せねばならない。ただ、阿斗の役を演じたことによりあの赤ん坊がバカにならないことを祈る。




◆曹操(そうそう) 字:孟徳(もうとく)

155-220年 [赤壁の戦い]時:54歳 出身:官位:丞相(じょうしょう)

 

後漢の14代皇帝である献帝(けんてい)を擁護したことで実質的支配者。
官軍として敵を討てる強みを持つ。映画には登場しないが、袁紹(えんしょう)との天下分け目の戦いを制し、中心地域(中原)を支配した。

◆Part1では
南方への攻略に向かいだすのが映画の冒頭部分。曹操は有能な人材を集めることが好きなことで有名。映画でも、降伏をした蔡瑁・張允といった人物をすぐに採用したり、関羽を見逃したりする度量の広さを見せる。
また関羽ほか劉備の武将を配下にしたいと望んでいる。
彼の権力者としての自信ある振る舞いと戦時にあっても教養の人曹操は
蹴鞠りや、宴会をしたりする姿はある意味すごい。また文才に優れた彼は
蔡瑁の文章の誤字脱字を指摘するあたり非常に曹操らしい。
また船団が進む中、外に出て詩歌うシーンでは
「九合諸侯、一匡天下」と史記の言葉を引用している。
  ただ、映画では実は小喬を奪うために戦争を起した事を強調され、すこし変態的な扱いをうけているのがファンとしてはすこし残念に感じる人もいるかもしれない。それと、実際の曹操は背が低かったが映画の曹操は背が高くてかっこいい。

◆Part2では
好敵手としての彼のシーンは多い。所々に能力主義で人をひきつける魅力のようなシーンも登場する。たとえば、蹴鞠で活躍した孫叔財を1000人の隊長にしたり、病気の「満トン」達に計算ずくながらも一緒に故郷へ早く帰るためにがんばって戦おうと説いたり。その反面彼の残虐な部分がことさら強調され、映画ではオリジナルで作られている。たとえば、偽の情報を得てきた「蒋幹」を毒殺したり、疫病で死んだ兵士たちを孫権・劉備軍へ船に乗せて流したりと。これらは三国志演義にもない話なので悪者を強調される曹操はかわいそうでもある。
また映画での曹操は部下の進言はほとんど聞き入れないワンマン振りが強い。

小喬が曹操陣営を訪れるオリジナルストーリーの展開では、完全に小喬の時間延ばしの作戦にはまりお茶を何杯ものまされている。一人の女性のために戦いをしかけ一人の女性のために敗れた映画といえるのかもしれない。
最後は小喬を人質に身を守ろうとするシーンは潔いとはいえず、また小喬を殺すように指示したシーンは非常に残念だった。

Part1同様に、彼の文学の才能をかいまみせる。有名な「短歌行」を歌うシーンがありマニアックなファンもうれしいところだろう。
戦いがほぼ決したシーンで、彼は過去の栄光を思い出しているシーンは空しくもあった。曹操のいろんな面を表現した映画といえると思う。

 

敵キャラの宿命、悲しいかな悪役の悪の部分が増幅して描かれ、時にはストーカーオヤジと化している。ただよく考えてみればストーカー的な性質、執念深さというのは実際の曹操のことを意外とよく示しているのではないだろうか。現代に生きていればストーカー規制法に基づいて拘留されていただろう。



◆曹洪(そうこう) 字:子廉(しれん)

?-232年 出身:沛 曹操の従弟

 

曹操の相談役。長年曹操を補佐する将軍。

◆Part1では
映画の赤壁の戦いでは曹操軍ナンバー2。
映画での出演回数は多い。関羽を取り調べに、張遼と共に前に出る。
曹操の戦争の裏の理由を、華佗と共に曹操の寝室近くにいて知る。
またすぐに水軍を敵に当たらすべきと進言したりしている。
曹洪といえば、負け戦で曹操を助けたので有名な人物。
赤壁の戦いでは出てこないが今回はいい役割を与えてもらっている。
ただ三国志演義での趙雲の名前を曹操に伝える重要な役(?)を映画では
夏侯雋にとられている。

◆Part2では
まさにいい所なし。彼が唯一曹操を補佐でき意見もいえるはずなのに曹操に気を
使うばかりに優柔不断ぶりが顕著だ。的確な進言をしているだけにもっと強気でいって欲しかった。結果、撤退すら明確に曹操に決断させることが出来ず、曹軍を壊滅へと導いてしまった影の存在といえるかもしれない。
実際、彼が早く曹操を止めていたら、蔡瑁・張允は処刑を免れた。東南の風がふく前に出撃できたかもしれない。
曹操には、取り乱しているところを将軍名のだから取り乱すなと諭されている。
最後の戦いでも、周瑜に足を刺され、腕を張飛に刺されて動けず役に立たず。
残念な役どころだ。すべてオリジナル。三国志演義でもここまでそんな役割は与えられていない。



◆夏侯雋 (かこうしゅん)

オリジナルの人物 夏侯淵をアレンジした人物だとか

 

◆Part1では
読みが「かこうしゅん」だが、横山光輝の夏侯惇(かこうじゅん)ではなく、夏侯淵をイメージしたオリジナルキャラらしい。そのため、片目ではなくて問題ない。
しかし、レッドクリフの小説では夏侯淵と夏侯惇が登場する。彼がその二人分を一人でこなしているカッコウだ。
序盤、劉備の家族を襲う。映画の赤壁の戦いでは曹操軍ナンバー3か。また、曹操が、趙雲の活躍をみて彼の名を尋ねた人物。
「九官八卦陣」で曹操軍の将として魏賁とともに出陣し、戦う。
趙雲と互角でそこそこ強い。最終的に、甘興に捕まり釈放される。
 夏侯淵であるとすると、武器は薙刀に弓だが、映画では剣をつかう。

◆Part2では
劉備軍の攻撃の到着を知らせる。攻めを遅らせて東南の風を吹くまで時間かせぎをした小喬に逆恨みして、彼女の命を付けねらう。戦闘の大事なときに上級大将が男らくないと思える演出ではある。最後は、趙雲に突き飛ばされて建物の上から落ちて転落死という悲しい結末。



◆張遼(ちょうりょう) 字:文遠(ぶんえん)

169-224年 [赤壁の戦い]時:39歳 出身:雁門

 

「泣く子も黙る」「遼来来」と恐れられた名将。関羽のよき友。

◆Part1では
映画では関羽に体当たりされ落馬し、馬を取られる人物。
「なぜ関羽を逃がすのか!」と曹操を問いただすシーンは、三国志演義などでの関羽との仲の良い関係を考えると敵同士とはいえ、少し違和感があった。
「曹操には張遼、俺には甘寧がいる」と孫権にいわれしめた知勇兼備の武将。

◆Part2では
三国志演義では、諸葛孔明の10万本の矢の作戦に乗って矢を射掛ける。が映画では彼ではなく、蔡瑁・張允に変えられている。
曹操を襲う黄蓋を矢を放って救い、敗走軍の殿軍をつとめるシーンこそ再現されなかったが、Part1では活躍が見られなかった戦闘シーンがPart2では多少ありさすがにそこそこ強い。馬に乗って攻めてくる趙雲ら騎馬隊を丸太でたいまつをたおして、馬の進軍を防ぎ、卸す事に成功して趙雲とも互角に戦っている。
曹操が最後に追い詰められるシーンでも曹操を助けようと戦闘に参加している。



◆許チョ(きょちょ) 字:仲康(ちゅうこう)

生没年不明 出身:沛 あだ名:虎痴 曹操のボディーガード

 

◆Part1では
映画では曹操陣営にいるが発言しないので判別がむずかしいが、まゆ毛が
凄く濃い特徴的な人物がいる。配役ではこの人が許チョだ。
曹操軍において、一二の武力だがPart1ではその力の片鱗をみることはない。
すこし年寄りの許チョなので、強そうに思えず残念な感じがする。
 
◆Part2では
曹操の敗退シーンで一緒に守りながら逃げるかどうかにも期待していたが
曹操のボディーガード振りは一度も発揮されず、曹操をまったく守るところは
最後まで登場しなかった。肝心なところで許チョどこへ行った。
張飛が単独ひとりで突撃して矢を受けるシーンで、馬に乗って攻めてくるシーンが唯一あったが戦うことは無かった。



◆魏フン(ぎふん)

オリジナルの人物  文聘(ぶんぺい)をアレンジした人物だとか

 

◆Part1のみ登場
九官八卦陣で曹操軍の将として夏口雋とともに出陣し、孫権・劉備軍と戦う。
趙雲を矢で狙うが周瑜に体を張って止められ
その矢で周瑜に刺されて亡くなる。前半の戦闘で唯一亡くなる武将。

文聘だとすると、歴史書では赤壁の戦いのとき、江夏を守っていた。
三国志演義では、前哨戦で水上戦を指揮し、韓当と周泰に敗れる。
映画において緒戦の陸戦で敗れる武将なのは、ここから来ているのかもしれない。
 



◆楽進(がくしん) 字:文謙(ぶんけん)

?-218年 出身:陽平

 

◆Part1では
映画では曹操陣営にいるが発言しないので判別がむずかしいが、
孫権の使者が来たときに李通とともに後ろに立っている人物。
配役ではこの人が楽進だ。
魏の五将軍のひとりで弓の名手。
三国志演義では左翼を守っていて敗れて、曹操と共に敗走する。

◆Part2では
戦闘シーンが登場するものの、趙雲と戦って、槍を突き刺されて絶命。
なんと名前の変更も無しで彼は楽進のまま殺されてしまう。
三国志演義や史実と異なるのにどういうことだろう。



◆李通(りつう) 字:文達(ぶんたつ)

168? - 209?年 [赤壁の戦い]時:41歳? 出身:江夏

 

◆Part1では
曹操陣営にも時々しか登場しない。許都の武将たちとならんでいたり、夏口雋た
ちが陸戦で負けたあとの船の上の曹操陣営の中にいたりする。
孫権の使者が来たときに楽進とともに後ろに立っている人物。
特に赤壁の戦いで活躍するところはない。なぜ李典でなくて李通なのか?!
と疑問におもう登場人物である。

◆Part2では
Part2では戦闘シーンで結構登場する。盾に守られた集団の周瑜や孫権を槍で攻撃してくるが、周瑜と孫権の連動で、腕を周瑜に切り落とされている。



◆蒋幹(しょうかん) 字:子翼(しよく)

生没年不明 出身:九江 周瑜の古くからの友人

 

曹操陣営にあって白い服をきている参謀の一人。

◆Part1では
曹操に一度だけ「周瑜をなめてはいけない」と発言するだけである。

◆Part2では
曹操が、彼が周瑜の古い親友としって、孫権軍の陣営へ送り込む。
周瑜との少しこっけいなやり取りの中、偽の手紙を持って帰還。
結局、それが偽であり蔡瑁・張允を失った曹操はその責任として彼を毒殺する。



◆華佗(かだ または かた)

生没年不明 出身:沛 「神医」とよばれる三国時代一の名医

 

曹操は頭痛持ちで、当時一番の名医華佗(かだ)を典医として雇っている。

◆Part1では
映画では、プライベートな小喬への思いも話す相手でもあり従軍させている。
三国志演義では華佗とのシーンはなく、ある意味オリジナルストーリーだが
まったく違和感なくいい設定である。 映画では灰色の衣装を着ている。
こういう三国志で有名な脇役の登場もファンとしてはうれしい。

◆Part2では
映画では、疫病に苦しむ兵士たちを看病している。
曹操に病気の兵士が多いことから戦争の延期を進言するが却下される。
曹操が頭痛の進みで彼を呼んだときにはすでに彼は戦場から逃げていた。



◆孔融(こうゆう) 字:文挙(ぶんきょ)

153-208年 出身:魯 

 

孔子の子孫。

◆Part1のみ登場
曹操の参謀であったが、曹操を批判することが多く、ついに処刑させられる。
実際も曹操にことあるごとに、逆らう発言をして遂には殺された。
三国志演義では、間接的に曹操を批判して処罰されるが今回は堂々と曹操の目の前で批判をする。 映像では曹操にひとり正論を言う彼はかっこよく映る。
 



◆程イク(ていいく) 字:仲徳(ちゅうとく)

141-220年 [赤壁の戦い]時:67歳 出身:東

 

曹操の軍師の一人。

◆Part1では
映画では蔡瑁・張允を使うのは危険と発言。映画で参謀としてNO.1の扱い

◆Part2では
ほとんど発言も無いまま。いつの間にかいなくなっている。



◆荀攸(じゅんゆう) 字:公達(こうたつ)

157-214年 [赤壁の戦い]時:51歳 出身:潁川

 

曹操の軍師の一人。

◆Part1では
曹操陣営で孫権が白紙の書簡を送ってきて使者が殺される時、
「諸葛亮おそるべし」というような発言をする。参謀ではNO.2の扱い

◆Part2では
三国志演義では、曹操に対して、誰かスパイを送り込むように進言するがそれは省略されてしまって、彼の出番はない。しかし、曹操が蒋幹から得た手紙は偽の手紙だと断言していて名軍師振りを発揮しているが、結局曹操はその後の
10万本の矢の喪失によりそれを信じず、蔡瑁・張允を処刑してしまう。
戦闘がはじまるといつの間にかいなくなっている。



◆孫叔財(そんしゅくざい)

オリジナルの人物

 

蹴鞠の選手。お人よし。

◆Part1では
映画の最後でゴールを決める。曹操の兵士。
一組12人で、双方6箇所の穴が開いていてお互い相手の穴を狙うゲームなんだとか。

◆Part2では
蹴鞠を孫尚香(胖猪)に助けられたことで、仲良くなる。
曹操に蹴鞠で大活躍したことから1000人の兵士の隊長に任命される。
孫尚香との関係は親友として展開する。最後まで孫尚香が女性であることを知らない。孫尚香(胖猪)脱出に信用して協力する。
戦争の最後に、孫尚香との再会の隙に矢を多数うけて戦死する。



◆驪姫 (れいき)

オリジナルの人物

 

◆Part1では
小喬の姿に似ていてることから、曹操に気に入られる。
曹操が小喬の面影をかさねる踊り子の女性。
小喬の代わりとして扱われ、すこしかわいそうな女性である。
 
◆Part2では
今のところ消化不良な役柄ので、2ではなにかおこしてくれることに期待していたが変化無。知らずに曹操に毒の入った酒を蒋幹に飲ませるように
運ぶ役割をあたえられている。そのまま蒋幹は無くなる。
レッドクリフの小説では彼女が嫉妬から小喬を殺そうとするシーンが登場するが映画ではそのシーンは登場しない。いつの間にか戦場から消えている。



◆献帝(けんてい) 本名:劉協(りゅうきょう)

181-234年 [赤壁の戦い]時:27歳 出身:洛陽 本名:劉協 後漢最後の皇帝

 

後漢の皇帝。

◆Part1のみ登場
映画の冒頭で、曹操が劉備・孫権討伐に出るといったとき、一度は反対する。彼のちょっとした強さをみるが、力関係はいかんともし難く曹操の権力の強さのひきたて役となっている。
映画で彼の元に飛んでくる鳥は”レンジャク”という鳥
その鳥は、皇帝自身が、曹操の庇護の元、「かごの中の鳥」という状態であるというのを象徴しているのだろうか?

 

冒頭の1シーンだけだが、全身を覆う「情けないオーラ」は非常に味がある。それはそれで劇中では見事にリアルに献帝が演じられているわけだ。しかし、董卓なんかがいた頃に兄の弁皇子を守ってキリッとしていた、あの立派な協皇子はどこに行ってしまったんだろうか……。



◆蔡瑁(さいぼう) 字:徳珪(とくけい)

生没年不明 出身:襄陽

 

映画では、曹操へ降伏し地図を持ってくる武将の一人

◆Part1では
水軍術にたけており、曹操に厚遇される。映画ではもっぱら曹操と話すのは
この人物。荊州では重臣であり、劉備を追い出した人物。
 三国志演義では、水軍戦の緒戦、孫権軍に大敗する。
映画では曹操に、季節風がやっかいだと後半への伏線的な発言をする。

◆Part2では
Part1で予想したとおり蔡瑁とともに、周瑜の「離間の策」により曹操に殺されるシーンは登場するか?という予想通り殺されるわけだが、ジョンウー版三国志のシナリオは素晴らしく、蒋幹が周瑜より得た蔡瑁と張允からの寝返りの手紙だけで処刑せず、10万本の矢を敵方に総攻撃によりミスミス渡してしまった失敗を絡めて2重の原因から彼らが処刑されるという説得力のある設定になっている。
結果、周瑜の策略により曹操は優秀な水軍指揮者を一気に失ってしまう。
彼が文字がつたなく誤字や当て字が多いというPart1での話がPart2の周瑜がつくった偽の手紙(誤字や当て字が多く使用)への伏線だったという点は素晴らしい。



◆張允(ちょういん)

生没年不明 出身:襄陽

 

映画では曹操へ降伏し地図を持ってくる武将の一人

◆Part1では
水軍術にたけており、蔡瑁共々、曹操に厚遇される。
映画では頻繁に登場するが、一言もしゃべらない。

◆Part2では
Part1で予想したとおり蔡瑁とともに、周瑜の「離間の策」により曹操に殺されるシーンは登場するか?という予想通り殺されるわけだが、ジョンウー版三国志のシナリオは素晴らしく、蒋幹が周瑜より得た蔡瑁と張允からの寝返りの手紙だけで処刑せず、10万本の矢を敵方に総攻撃によりミスミス渡してしまった失敗を絡めて2重の原因から彼らが処刑されるという説得力のある設定になっている。
結果、周瑜の策略により曹操は優秀な水軍指揮者を一気に失ってしまう。



◆牧童と老漁夫

オリジナルの人物

 

クレジットにある人物たち。

◆Part1のみ登場
牧童は笛のうまい少年。周瑜の耳のよさと人柄を引き立てる。
老漁夫は水牛が盗まれたことを報告にくる。
周瑜の部下への寛大さと、孫権軍の結束力の強さを引き立てる。
三国志演義には登場しない
 



オリジナルの人物

 

”まんとん”と呼ぶ。トンは口のなかに屯とかく。クレジットにある人物。
三国志演義には登場しない
曹操の兵士だ。

◆Part2のみ登場
曹操が疫病に苦しむ兵士たちを見舞うシーンで曹操がなぜか彼の名前を知っていて話しかける人物。もしかしたらそこそこの役職なのかもしれない。
曹操の言葉に感激し、病気ながら戦うことを誓う「勝利」と叫ぶ。
 



■映画では謎の人物

曹操幕僚1
曹操陣営に時々いる参謀
クレジットがなく誰か不明
果たして彼は賈ク?満寵?劉曄?鍾ヨウ?辛ピ?華キン?許攸? 誰?
曹操幕僚2
曹操陣営に時々いる参謀
クレジットがなく誰か不明
果たして彼は賈ク?満寵?劉曄?鍾ヨウ?辛ピ?華キン?許攸? 誰?
曹操幕僚3
曹操陣営に時々いる参謀
クレジットがなく誰か不明
果たして彼は賈ク?満寵?劉曄?鍾ヨウ?辛ピ?華キン?許攸? 誰?
孫権の使者
曹操陣営に宣戦布告
の意味で何も書かれて
いない巻物を届ける。
その後、殺される。
生贄になった可愛そうな
役目の人物。

ここには入れていないが、まだ不明の人物もいる。
・周瑜の召使(おじさん)
・小喬が持ち帰った敵陣図を見る時にいる呉の将軍たち
・甘興が油甕を試すときに油甕を投げている部下
・赤壁に攻め入る直前に、劉備と関平ともに騎馬に乗る将軍、
    またクレジットにある「病兵(演者:李洪臣(Li hong chen))」とはどの人物か?    
    曹操が病人 「満トン」に会った時に一緒に後ろにいて、同じ格好をしている人物なのか?



■有名なのに映画に登場しない人物って何故でない!?

◆曹操軍

荀イク  曹操の軍師 許昌の留守を守っていたので、もともと登場しない
郭嘉   曹操の軍師 赤壁前に病死したため、もともと登場しない
夏侯惇  許昌の留守を守っていたので、もともと登場しないでいいが、原作本では緒戦で孫権・劉
      備軍に陸戦で敗れる夏侯雋が夏侯惇となっている。その戦いで目を負傷するシーンも出てくる。

曹洪   荊州の拠点襄陽を固めていたため、長坂の戦い、赤壁の戦いには登場しない

曹仁   荊州の拠点江陵を固めていたため、赤壁の戦いには登場しない
張コウ  三国志演義では趙雲と長坂の戦いで戦うが、映画では登場しなかった。陣営にもいない。

蔡中   蔡瑁の従弟。三国志演義では、曹操軍のスパイとして孫権軍に入り込む。
      映画では配役が紹介されず登場しない。

蔡和   蔡瑁の従弟。三国志演義では、曹操軍のスパイとして孫権軍に入り込む。
      映画では配役が紹介されず登場しない。

 
◆劉備軍

ホウ統  まだ劉備の将ではないが便宜上ここに記載。映画では配役が紹介されず登場しない。
麋竺   三国志演義では、諸葛亮の様子を知るため、周瑜陣営にいくが、映画では登場しない。
      ただし、原作本では関平の代わりに彼が登場している。
徐庶   すでに曹操配下だが便宜上ここに記載。三国志演義でのホウ統とのやり取りは再現されないようだ。
      映画では配役が紹介されず登場しない。
 
◆孫権軍

諸葛瑾  三国志演義では、赤壁の戦い前の諸葛亮「舌戦」あたりでたびたび出てくるが、映画では出てこない。
大喬    三国志演義で、小喬と共に曹操が欲した人物だとされるが映画では名前すら出てこない。
       ただし、原作本では小喬との関係でたびたび紹介され登場する。
カン沢   三国志演義で、黄蓋の嘘の投降を曹操に願いに向かう人物。
       映画では配役が紹介されず、また黄蓋が「苦肉の計」を実施しないので登場しない。
 


  その1.「Part1」シーン考察

シーン
主な登場人物
内容と一言コメント
オープニング
-
孫権の剣が登場し、現代から当時へタイムスリップしているように古い剣が新しく
なっていくシーンが登場する。
この剣は孫権が戦うか否かで、劇中、重要なアイテムとして登場する。

映画の
時代背景案内

-
日本オリジナルのうれしい仕掛け。三国志を知らない人も入りやすいようにフォロー
がされている。
許昌の城 献帝、孔融、
曹操、
他曹操軍
映画オリジナルのシーン
皇帝のもとに鳥(レンジャク)が飛んでくる。
何か伏線や鳥言葉のようなものが隠されているのかと思わせるが今のところ何もな
いようだ。
孔融は曹操を批判するが、皇帝から勅命がおりた後に批判的発言をする。
いささか発言のタイミングにかけるがその行動はかっこいい。
長坂の戦い
趙雲、
劉備、
甘夫人、
麋夫人、
関羽、
張飛、
諸葛亮、
関平、
曹操、
曹操軍

序盤、趙雲が大活躍。長坂だけに半年も撮影にかけただけあるすごい戦闘シーン
が展開。
城から脱出する趙雲は劉備軍の旗のついた槍を城兵よりうけとる。
戦闘において自軍の旗を守るというのは重要な意味がある。
後で関羽も旗を取り戻すため体当たりで張遼を馬から倒すという行動をする。

曹操の名剣「青スの剣」を趙雲が手に入れるシーンは映画では省略。
しかし、映画での「趙雲」の移動速度はすごく速い。
新野で城を最後まで守りながらも、劉備に追いつき、また引き返して途中で阿斗を
救出し、劉備の元にもどってくる。趙雲の愛馬「白龍」おそるべし。
趙雲は、左胸を後ろから刺されたが致命傷にはなっていなかったようだ。

三国志演義や歴史上では曹操は精鋭5000の騎馬隊で逃げる劉備軍を昼夜追い
かけて追い詰めるが、映画では歩兵などもおり、ゆっくりと追っているようだ。その
分、曹操軍の数は多く陣形も「楔形」にきちんと整えて進軍してくる。
後で、映画では降伏する兵が30万と出てくるので曹操軍トータル80万だそうなの
で50万近くがそのまま攻めてきているということか!?
実際、映像で曹操軍の人数を見ても10万人は軽くいる様子だ。
それに対して劉備軍総勢2万もいない兵で追撃を防がないといけないのは、予想
以上の兵だと諸葛孔明がいうのもわかる。

諸葛孔明が序盤草原で寝そべっているのは敵の進軍数を地響きで聞きわけてい
るためだ。
そういう状況なので、三国志演義や歴史上にある張飛が長坂橋で一人立って曹操
軍を防ぐというのが難しくなったのか有名な「長坂橋での張飛の仁王立ち」での
活躍はなくなっている。
映画として、野戦で戦うシーンが多いほうが、張飛が一人叫んで敵を食い止めて
終わる戦いより面白いとの判断かもしれない。また盾をミラーにして敵を食い止め
る諸葛亮の作戦も映画オリジナル。
また、関羽を含む味方の兵をおいたまま退却する張飛を見るファンは、少し残念に
感じただろう。

長坂の戦いでは登場しない「関羽」がオリジナルで大活躍し、最後まで残って戦っている。武将紹介にも書いたが曹操が関羽を見逃し貸しを作るシーンは後半曹操を逃がす事への伏線かと思ったが、ただ関羽に華を持たせる演出だったようだ。
レッドクリフの小説でもこのシーンは無い。

映画では、曹操は寛大にも関羽を見逃がし、また戦闘に勝利したのに追撃をせず
劉備たちをも取り逃がしている。

◆さくら剛氏コメント

冒頭から三国志の醍醐味である一騎当千を体現した映像で、特に趙雲と関羽の
激闘は長年映像で見たかったシーンを遂に見られた!という感動があった。ただ、
もし張飛が生きていれば「てめえジョンウーなんでオレの1番の見せ場を入れなか
ったんだっ!!」と飛びかかるのではないだろうか。たしかに、あのシーンがあれば
完璧だった。

麋夫人井戸に身を投げる 麋夫人、趙雲
関羽つかまる 関羽、曹操軍
劉備軍
夏口城での
話し合い
趙雲、劉備、
関羽、張飛、
諸葛亮
このシーンは映画オリジナル。
なお、三国志演義では、劉備軍は劉g軍1万の援軍を得るがその話はすべて省略
されている。 判りやすくするという意味ではうなずける部分ではある。
そのためか、劉備軍はみな夏口城にいて江夏城へは向かわない。
魯粛が偵察もかねて、劉備の元に尋ねてくるシーンも省かれている。
荊州占領
曹操陣営
地図献上
曹操軍
蔡瑁、張允
映画オリジナルのシーン。史実をもとに曹操が頭痛持ちであったことが表現されて
いるのはさすがだ。
それに、曹操が蔡瑁の文章の誤字あて字を指摘するシーンもある。
華佗も登場して三国志ファンにはうれしいサービス盛りだくさんだ。
ここは、主に「蔡瑁」と「張允」という人物を紹介するために作られたシーンかと思わ
れる。 また、あとで”虎”として表現される曹操が、自ら、彼らを得たことで「虎が翼
を得たようだ」と発言するのは面白い。
のちに彼らが裏切り者として処分されるために必要不可欠なシーンなのかもしれ
ない。
しかし、映画に蔡瑁の弟たちは出てこず、また曹操と蔡瑁が旧知の仲であったこと
も映画では使われていない。
孫権 柴桑城 孫権、魯粛、
諸葛亮、張昭、
他孫権軍

諸葛亮が単身孫権の元に同盟を要請し、曹操と戦う事を説得に向かう。
孫権配下の降伏論者との「舌戦」は省略されている。
といっても大局に影響せず、特に呉の文官たちや諸葛亮の意地悪い言い争いを
表現するのを避けたのだろう。
劉備が降伏しないのは「孔子曰く 身を殺して仁を成す、孟子曰く身を捨て義を取
る。」 といいました。と気の利いた孔明の台詞はかっこいい。

◆さくら剛氏コメント
孔明と呉の文官との舌戦シーンは見事に再現されていたが、他に孔明がフュー
チャーされるところといえば馬の出産と琴の演奏と鳩の餌付けである。これは知力
100の知将としては少々寂しいのではないか。こうなったら後編に大いに期待した
い。きっと次は東南から10万本の矢を呼んで周瑜を筆殺してくれるはず!

周瑜
赤壁陣営
周瑜、魯粛、
黄蓋、程普、
諸葛亮、甘興
他孫権軍
映画オリジナルのシーン
笛の少年と
盗まれた牛
周瑜の優秀さを表現するために作られた2つのシーン。
また孫権軍が結束があり優秀である所も表現。
周瑜が音楽に優れて耳が良かった故事を生かしている。
ただ何故か水上船の訓練をよそに、陸戦の「雁の陣形」の練習をしている。
しかし、このシーンのおかげで当時の出城はこんな感じだったんだと
視覚的に実感する機会を作ってくれた監督に感謝!
周瑜自宅 小喬、周瑜、
諸葛亮、魯粛
映画オリジナルのシーン
馬出産 馬出産と琴の合奏シーンで諸葛亮と周瑜の友情を表現。
神のごとき諸葛亮が馬の出産を手伝うことで人間らしさに幅を持たせたともいえる
だろう。 また音楽で語り合う二人はかっこいい。
琴演奏 ここでも周瑜が音楽に優れていたという故事を生かしている。
また諸葛孔明が「空城の計」で琴を弾くことからも練られたストーリーだろう。
儒教社会において、音楽が出来ることが知識人としての必須事項であったことも
影響しているのかもしれない。
三国志演義で、諸葛亮が意地悪く「大喬・小喬」のことを出して、周瑜を挑発して
戦いを決断させるシーンはこの友好的シーンにすえかえられている。
曹軍船上 曹操、華佗 映画オリジナルのシーン
曹操寝室 曹操が「小喬」を得る事を目的にしていることが語られる。
三国志演義で諸葛亮が周瑜を怒らせて開戦を決意させるため
曹操の目的は二喬(大喬・小喬)だといって周瑜を怒らせる話から
拡大解釈されたストーリーとなっている。
司令室 曹操軍
蔡瑁、張允
曹操は蔡瑁に江南の問題点を尋ねると蔡瑁は「厄介なのはときどき吹く季節風」
だと後半への伏線的発言をする。
また曹操が船外に出て、「九合諸侯、一匡天下」と史記の一節を読むシーンは
印象的だ。あきらかなCGだが、曹操軍の数の多さが良くわかるシーンでもある。
孫権部屋 孫権、孫尚香、周瑜 映画オリジナルのシーン。孫尚香のおてんば振りが表現され、
悩む孫権を周瑜が言葉ではなく行動で勇気付けるため、史実でも
孫権が良く行ったという「虎狩り」をもってくることでうまく表現している。
ただ、周瑜が君主一人を矢一本で虎に向かわせるのはやりすぎの感がある。
しかし、孫権の悩みに非常に共感しやすい作りには好感が持てる。
虎狩 孫権、孫尚香、周瑜
城 会戦決定 孫権、周瑜、
程普、魯粛
戦う事を決意した孫権は、剣をぬいて文書机の角を切り落とし戦うことを告げる。
三国志演義どおりでうれしい演出。ついに孫権は曹操との戦いを決意。
周瑜自宅
小喬、周瑜

以降はすべて映画オリジナルのシーン。ここで、夫婦の愛を描く

◆さくら剛氏コメント 小喬について
これは男として言わせてもらうが、三国志に女が色気を見せるシーンなど必要ない
! しかし、男として言わせてもらえば、美人が出るシーンは少しでも長く見ていた
い。ただ男として言わせてもらえば、三国志の映像の中で小喬と周瑜の愛をチマチ
マ描く必要などない!! だが男として言わせてもらえば、絶世の美女、現実にトッ
プモデルであるリン・チーリンの美貌を大きなスクリーンで心ゆくまで堪能したい!! というかこの美人、目立ち過ぎ。

劉備のもとへ周瑜訪問 趙雲、劉備、
関羽、張飛、
諸葛亮、周瑜、
魯粛、程普、
黄蓋

立場的に強い孫権軍がわざわざ劉備軍の夏口まで訪問するといういささかおかし
なシーン。
劉備軍の武将たちが文武においても、凄いという事を再度表現するために用意され
たシーンと思われる。三国志演義では逆に劉備が周瑜陣営を訪れる。三国志演義
では、友好とは程遠く、周瑜が劉備を殺そうとして呼びだすというものである。
関羽は「関関雎鳩」と「詩経」の一節を子供たちに教えている。
夫婦のむつまじさ、 礼儀の正しさを教えている。少し子供たちには早すぎるような
大人の内容である。
張飛は「誓滅曹賊興漢」と曹操を打倒して漢を復興とかいているがこの時点で漢は
まだ滅亡していないがこれはいいのだろうか。
なお、張飛が字がうまかったという逸話は残っている。
そこからピックアップされたものだろう。

藁をたとえに結束を誓う 周瑜が藁を束ねて、「1本では切れるが束になると切れない」という結束の大事さを
アピールする部分は、
「一本の箸は簡単に折れるが、一束の箸なら折れない」という中国の故事を
を応用したものであろう。この手の話は日本の毛利元就「三本の矢」だけではなく
どこにでもある話し。うまく入れられたシーンだ。
城を出るシーン 孫尚香、魯粛諸葛亮、
周瑜
孫尚香が、自分を馬鹿にした魯粛の馬を操り、じゃじゃ馬ぶりを発揮し、
魯粛は人の良いおじさんぶりを発揮する。
後に出てくる劉備と孫尚香の掛け合いの伏線も兼ねる。
孫尚香
馬を操る
夜、曹操陣営 驪姫、曹操軍蔡瑁、張允 曹操は踊り子の「驪姫」に小喬の面影を重ね合わせる
孫権使者
白紙の手紙を持参、斬首

三国志演義では曹操の使者を周瑜が殺すが映画では逆になっている。
曹操が孫権の使者を斬る。一般として、使者を斬るのは普通ではないが
挑発的竹簡を持参したことで自ら殺されにきたようなものだ。
孫権や周瑜は自分の配下をむざむざ死なせて何を考えているのか。

周瑜陣営と
曹操陣営の
駆け引き
趙雲、劉備、
関羽、張飛、
諸葛亮、周瑜
魯粛、程普、
黄蓋、孫尚香
緒戦が、水上戦か陸戦かでの駆け引きが展開される。
三国志演義では、諸葛孔明は緒戦で陸戦は不利なので水上戦で勝利して
陸戦の機を計るべきといって積極的に水上戦で攻めにかかるが、
映画では曹操の動きを読んで陸戦を選び守りの戦いを展開する。
曹操軍、
蔡瑁、
張允 
亀の甲羅をヒントにしたとされる「九官八卦陣」という陣形で戦う事を選ぶ。
諸葛孔明オリジナルの陣形として登場するのかと思いきや
古くからある陣形であると言う発言がでる。その様子からある程度の武将がその陣
形を知っているような雰囲気でもある。
張飛ですら、八卦陣は陸で使うものと発言し、それを知っているようだ。
曹操軍上陸
夏侯雋
魏フン
孫尚香、
諸葛亮、
黄蓋
周瑜、
関羽、
張飛、
甘興、
趙雲 

陸戦が丁寧に描かれどういう雰囲気かを感じることができたのは
ファンにとっては新鮮で且つ楽しいものである。映画最大の見せ場。

三国志演義では緒戦は水上戦だが、Part2での水上戦があることからマンネリ化を
防ぐための陸戦か、または武将たちの活躍をより描くための陸戦なのか。

夏侯雋、魏フンは、孫尚香の挑発に、罠だという発言もしながらひたすら深追いし
て八卦陣に突入する。夏侯雋のモデルが猪突猛進の夏侯淵とはいえさすがに
簡単に引っかかり過ぎる。

だが、名将たちの活躍と、訓練された歩兵の動きは圧巻ですごい。戈という引っ掛
ける武器も登場。最後まで、関羽は馬に乗ってたたかうことはなかった。
関羽は、敵の武器を奪って戦うという武術の究極奥義を見せる。

曹操軍は、某ローマ映画のような盾で壁を作る陣形を取るがすぐに突破されて
いい所なし。孫権・劉備連合のほうが兵士数が多かったであろうこともあり、曹操
軍は敗れる。なぜか、周瑜は夏侯雋を捕虜にもせずすぐに逃がす。

曹操は緒戦船団を攻めると見せかけて、たった2000の兵で陸上して攻めるこ
とを選ぶ、80万の兵がいながら、三国志演義で劉備を長坂で追いつめた5000の兵
より少ない兵で戦う点には違和感を感じざるを得ない。
勝つ気がほんとうにあったのだろうか?曹操軍2000 VS 孫権劉備連合軍 数万

またもしここで曹操軍が数万でおそってきていたら、敵を陣形内に誘い込んで戦う
「九官八卦陣」で果たして勝てるのだろうか?!

曹操軍が水上戦を行うと見せかけて、その隙に隠密部隊で背後から攻めかかる気
であれば部隊行動が表立って動きすぎるのと簡単に敵を深追いしすぎるように思われた。ともかく、緒戦、孫権・劉備軍はラッキーだった。

周瑜は怪我をする為といわれても仕方ない状況でいきなり戦闘に参加して、趙雲
をかばい矢に当たる。趙雲との友情を描くためか。その矢を使い魏フンを倒して、
初の将軍級の戦死者となる。

ここでも旗が登場。周瑜が曹操軍の旗を奪い巻き取って裏返して刺している。
曹操軍にとっては屈辱的な行為であろう。
欲を言えば名将同士の一騎打ちも見たかったファンも多かっただろう。

◆さくら剛氏コメント
長坂の戦いに続いてまさに一騎当千であり、これこそが三国志の世界だ。実際の
赤壁の戦いとは違いここでも関羽・張飛・趙雲を主役級に活躍させてくれてありが
とうジョン。特に、この戦場での見どころは武将同士の絡み! 張飛が敵兵をぶん
投げて趙雲をフォローする場面は、一瞬とはいえプロレス夢のオールスター戦で
復活したBI砲を見るような興奮であった。

孫尚香におびき出される
九官八卦陣
甘興戦う
関羽戦う
趙雲戦う
張飛戦う
曹操軍
陣を固める
周瑜、趙雲守り矢を受ける
曹操陣営 曹操軍、
蔡瑁、張允
陸戦が破れたあと、曹洪が水上戦をすぐに行うすること主張するが却下される。
兵が倒れ始めた事も有り、対岸に陣を作るように指示する曹操
病気で兵が倒れはじめる
周瑜陣営 趙雲、劉備、
関羽、張飛、
諸葛亮、周瑜、
魯粛、程普、
黄蓋、孫尚香
勝利にわく孫権・劉備軍。
関羽と魯粛が話すシーンもあり、「単刀会」を知っているファンにはうれしいサービス
といえるシーンだ。
対岸に曹操が陣をはる
周瑜自宅 小喬、周瑜 女性や子供は避難するという発言が以前あったが、まだ小喬は自宅にのこってい
て周瑜の手当てを行う。周瑜も自宅に戻る余裕があるようだ。
傷を治療
孫権と劉備 
宴会
趙雲、劉備、
関羽、張飛、
諸葛亮、周瑜
魯粛、程普、
黄蓋、孫尚香
劉備と孫尚香の婚約話が酒の席で登場。
戦後の領地割譲の話も展開する。
三国志演義で、赤壁の戦いのあと登場する逸話を盛り込んでいるようだ。
孫尚香は得意の気孔技で劉備を気絶させる。
あの歴戦の勇たちである劉備の配下が妙にあわてるところがかわいいらしい。
荊州借用と
婚姻話
孫権
諸葛亮と孫尚香の会話 孫尚香、
諸葛亮
孫尚香が姫ということもあり、自由が利かないことと孔明の利害が一致し孫尚香は
魏の陣営に単身スパイ活動に向かう
曹操陣営 曹操、驪姫 曹操の小喬への思いから戦いをはじめたと部下たちは知る。
華佗、曹洪
周瑜陣営 諸葛亮、
周瑜
前述した戦後の領地割譲の話もあり、のちのち両陣営が対立することを不安視す
る二人。三国志演義では、周瑜が積極的に敵対関係を進めるだけに映画では全く
真逆の行動をとる周瑜。ある意味、面白いシーンである。
今後、蔡瑁や張允を除かないといけないという話が展開し、諸葛亮がお任せあれと
伝書鳩を飛ばす。

ちなみに伝書鳩が走っている馬を追い越していくが、伝書鳩は時速150km近くで飛
ぶそうなので間違いではないようだ。
伝書鳩が飛ぶ
曹操、蹴鞠をみて楽しむ 曹操軍、
蔡瑁、張允

蹴鞠は中国がサッカーの元祖は自国であると主張する伝統ゲーム。
戦時に蹴鞠をさせる曹操はさすが風流人だ。
閲覧席は、向かって右は文官たち、左は武将たちである。
武将たちは誰か判断がつくが、文官たちは名前が発表されていない人物が3人おり
誰かわからない。

 



  その2.「Part2」シーン考察
シーン
主な登場人物
内容と一言コメント
     

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